ケイタイの、メールチェックしない。 ストーブで沸くやかんの音がバイブ音に聞こえる。 メールチェックしない、って言ったのに。

ダイエットも、 自己啓発。

超無口で愚痴を言わないわが父が 「まったく、やんなっちゃうなあ」 なんて最近言うから、老化を受け入れるって大変なんだなあ、と つくづく思ってしまう。

自分のまわりを見渡せば、自分の心の中がわかる。 だって、自分が見たいものを、世界に映し出しているんだもの。

得体の知れないものに名前をつけると安心できる。 そして名前は、思考停止も誘い出す。

夕暮れの空中に、いつの間にかニョキニョキ出たタワーズの灯り。新たな世の冬の月はどっちと見上げたりする。

全くの無音より、自分とは関係ない音が流れている方が、こころ落ち着く。

深い暗闇でしか見えない星がある。

ホットミルクの湯気は、ただの湯気ではない。 心の上昇気流だ。

冬の日差しが欅の並木道に降り注ぐ。 「車も人もいないなあ」 耳元のブライアン・フェリー流『時代は変わる』の音量を上げる。 自転車のペダルを踏み込む。 息を一気に吐いて走り抜ける深呼吸の悦楽へ向けて。

あみだくじのような記憶の回路。 当たった先には、想い出の住人がいつだってハロー！

出る杭は打たれる。睨まれると些細なことで逮捕される。落ち目になると一斉に攻撃される。 そんなこと、とても子供たちに教えることができない。 打たれて、捕まって、攻撃されてこい。それでこそ我が子だ。

コンプレックスには、才能になる可能性がある。

過去の反省が良い未来を描くとは限らない

晴れた日には、知識も情報も経験もないところに立ってみる。

食べた直後の歯磨きは、ごはんや、作った人に失礼な気がして、できない。

意識的に過ごすことは無意識的に生きることに通ずる。

他意がないというのは、嘘ではなかったのだろうが、 相手のことまで考えてはなかったのだろうよ。

痛い、苦しい、泣きたい。 そんな君のつらさのひとかけらさえ、共有してやれない僕。 無力！

あの人にはもう近づくことはできない。でも、超えることならできそうな気がしてきた。

力があるいやな人より、力の足りない好きな人と仕事がしたい。